クルの特別なクッキー『こはなめ』 #ふるさと納税返礼品

北本にあるクッキーの人気店

「クッキークル」は、北本市にあるクッキー店。2010年のオープン以来、10年以上にわたりクッキーのお店として、多くのファンを魅了しています。北本駅西口通りにあるお店には、開店時に行列ができることも珍しくありません。お店にはクッキーはもちろん、スコーンやアイスサンドなど、季節ごとのお菓子が並びます。

和三盆のクッキー缶が新登場

日常に寄り添うようなクッキーを日々お届けしている「クッキークル」。2021年より北本市ふるさと納税限定で、新たなクッキー缶が登場しました。ちょっと特別なクッキー缶「こはなめ」開発のエピソードなどに迫ります。

クルの特別なクッキー『こはなめ』

お話を伺ったのは、クッキークル店主の尾上由子（おのうえなおこ）さん。尾上さんは、独学で焼き菓子を学び、2010年に地元北本市で「クッキークル」をオープン。現在でも工房や店頭に立ち、日々新たなお菓子作りに挑戦されています。また、お店を営むだけでなく、レシピ本「さくっほろっしゅわわなゆかいなおやつ」（新星出版社）の発売や、マーケットイベントの企画など、様々な活動をされています。店舗2階のCAFEスペースで、クルに新たに登場したクッキー缶「こはなめ」について、その想いをお聞きしました。（2022年1月現在CAFEの営業はお休み）

落ち着いてゆっくりと

「忙しない日々の中でちょっと落ち着きたいな。一息つこう。そう自分にも言い聞かせているんです」尾上さんが『こはなめ』をつくろうと思ったきっかけは、ご自身の日常体験にありました。「コロナ禍の中で、世の中も私の周りも、なんとなく忙しなく過ぎてしまう感覚がありました。『こはなめ』は、そんな忙しない暮らしの中で、少し時間をつくって食べて頂きたい。わざわざ時間をつくるために、お菓子の封を開けてほしい。そんな想いで作りました」

3種類の小麦粉をブレンド

クッキーに込められた尾上さんのメッセージは、使われている素材にも表れています。「材料となる小麦粉は、全粒粉小麦粉2種類と国産小麦粉の3種類をブレンドしています。そうすることで、香ばしさと味の深みが増し、奥行きのある味になるんです。クッキーの周りには、和三盆をふんだんに使っています。まずは和三盆の味をダイレクトに感じることができる贅沢なクッキーに仕上げています」

ザクッホロッな口どけ

そのこだわりは焼き加減にも。「クルの定番クッキーである『スノーボール』よりも、約1.5倍長い時間をかけて焼き上げています。ザクッホロッな柔らかい食感は、年配の方にも食べて頂きたくて、こだわったポイントです」

どちらも大好きなクッキーと和菓子

10年以上クッキー店を営む尾上さん。クッキーや洋菓子に並び、ご自身は和菓子が大好きなのだそうです。そこで、クッキーと和菓子の違いについてもお聞きしました。「例えば、車の中で上生菓子が無性に食べたくなる時があるんです。でも、そこでむしゃむしゃ食べるのは、なんだか失礼な気がします。我慢して家に帰って、お皿に移してゆっくりと味わおうって。クッキーとは、そんなところも違うと感じます。和菓子の持っている雰囲気や見た目、食べる時間も好きなんです」

『こはなめ』は、クッキーに和菓子の奥ゆかしさを掛け合わせた、新しい和テイストのお菓子です。缶のデザインも尾上さんが手がけ、包み紙も2種類の包装紙を使用するなど、細部までこだわりぬいています。「包みを開ける瞬間から、楽しんで食べてくださいね」優しそうな笑顔で、食べて下さる方を思い描く尾上さん。理想のクッキーづくりへの挑戦は、これからも続きます。