2025年8月17日(日)に北本の雑木林を会場に、キッズ森林セラピー『夜の森たんけん隊』が開催されます!北本の雑木林を舞台に初開催のイベントです。こちらのページでは、イベントの紹介と併せて、きたもと森林セラピーや北本の雑木林のことをご紹介していきます。北本の森へ一緒に出掛けましょう~!

森で癒される きたもと森林セラピー

北本自然観察公園を中心とした北本市の森は、2019年に埼玉県で初めての森林セラピー基地として認定されました。森の中に足を踏み入れると、なんだか“ホッ”とする… 心が鎮まる…そんな経験はありませんか? 森林浴には、私たちの身体を健康に導くさまざまな効果があることが科学的に実証されています。そんな自然界の優しい刺激をじっくり味わいながら、心身の健康維持・促進、病気の予防を目指せるのが「森林セラピー」です。

森林セラピーツアーではガイドと一緒に、五感を活用しながら森のリフレッシュ効果をたっぷり体験できるイベントを開催しています。ここでは五感の使い方を少しご紹介したいと思います。

五感を使った森のリラックス方法

目・視覚
自然界のゆらぎや色彩は眼にも優しい。太陽に透ける植物の美しさ、遠望で揺れる木々、雨上がりの森、季節の移り変わりを楽しみながら心とカラダをリラックスさせましょう。

耳・聴覚
四季の音に耳を澄まして、森の息づかいを感じる。静かな森で目を閉じると、野鳥の声、虫の声、水のせせらぎ、普段聞き逃してしまうような森の声が聴こえてきます。

鼻・嗅覚
森の匂い・澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込む。心地よさを感じた場所で立ち止まり、深い呼吸を意識してみて下さい。植物の香り、土の匂い、だんだんと森の香りが濃く感じられます。

手・触覚
生き物の息吹に直接触れてパワーチャージ。生まれたての新芽、個性豊かな樹の幹、落ち葉のベットに触れることで森の生命力を感じましょう。少しずつ心がほぐれて行きます。

口・味覚
森の中で旬の恵みを味わう。森の心地よさを全身で味わいつくしたら、味覚も鋭くなってくる…。旬の食材を詰め込んだセラピー弁当を、よく噛んで味わって下さい。

市街地に残る貴重な森 北本の雑木林

普段の森林セラピーツアーの多くは、県営の自然公園である『北本自然観察公園』を会場に開催されています。今回のキッズ森林セラピーは北本の雑木林を会場とした初開催のイベント。北本市は市街地に貴重な雑木林が残されたみどりのまち。高崎線沿線の両側を中心に、まとまった雑木林が保全されている数少ない地域でもあります。でも、そもそも雑木林とはいったいどのような自然・林のことを言うのでしょう。

雑木林は自然のままの原生林(一次林)ではありません。建築用材にするために植えられたスギやヒノキなどの人工林とも違います。人の暮らしの近くで伐採と再生を繰り返しながら維持されてきた二次林です。雑木林に育つのは、コナラやクヌギなどの落葉広葉樹です。木漏れ日が差し込む地面には、カタクリやヤマユリなど雑木林ならではの草花も咲くでしょう。ツツジなどの低木の茂みには小動物が巣を作り、落ち葉の間や朽木にカブトムシやクワガタムシなどの昆虫が卵を産みます。けれど放置するとササ類が茂り、シラカシなどの常緑広葉樹が伸びはじめます。「植生が変わる」といって、やがて雑木林ならではの植物は見られなくなり、昆虫や動物たちの住む環境も変わってしまいます。つまり、雑木林は人が手入れするからこそ、ずっと雑木林のままであり続けるのです。人もまぎれもなく、自然を構成する一部であると気づかされます。(引用:和樂WEB)

人の手が加わることでその環境や生態圏が維持されているのが雑木林ですが、その雑木林を守り育ててきたチームが『北本雑木林の会』です。雑木林の会は、市内市外の有志が集まり30年以上にわたり北本の雑木林で清掃・保全・活用の取組を続ける市民団体です。現在でも週に一度以上の頻度で、整備作業や中学生ボランティア体験など、雑木林と市民の懸け橋となる事業を行っています。2019年度には雑木林の交流拠点施設である『どんぐりハウス』の建設を目標に、北本市ふるさと納税型クラウドファンディングにも挑戦。現在では、どんぐりハウスを中心に様々な交流体験イベントを開催しています。

一緒に夜の森を探検しよう キッズ森林セラピー

今回のキッズ森林セラピーは北本の雑木林を会場に初めて開催されるイベントです。スイカ割りや夜の虫探検など、 夏休みの夜に親子で楽しめるツアーとなっています。イベントの詳細については、きたもと森林セラピー公式WEBサイトをご覧ください。貴重な雑木林の中で夜の森をたっぷりゆったりとお楽しみください。