北本の可愛すぎるアイドル土偶「きたもっちゃん(仮)」
こんにちは!植野杏虹(うえのきょうこ)です。
今回は北本の可愛すぎるアイドル土偶「きたもっちゃん(仮)」についてご紹介していきたいと思います!
こちらがその北本の可愛すぎる土偶「きたもっちゃん(仮)」です!
よく見てください。この何とも言えない表情を…。輪郭、体格、全てにおいてどこか気になる…足がなく首元には襟のような模様、意外とがっちりしてる肩、特徴的な耳。ちょこんと出てる鼻がまた愛らしい。
この子可愛すぎませんか?
この表情こそ癒し系そのもの!このきたもっちゃん(仮)こそが元祖癒し系アイドルなのではないでしょうか。この現代に土偶アイドルグループがあれば、このきたもっちゃんは確実に癒しグリーン担当だと思います。
そもそも土偶とは何なのか?
神様や人(女性が多い)、動物、植物などをかたどった野焼きされた土製品と言われています。今もまだ沢山の学説があり定義としても定まっていないのが現状です。魔除けや豊作など縄文時代の人たちの祈りが込められて作られているとも言われています。
土偶の特徴として意図的に壊されていたり、乳房やくびれがはっきりと作られていると言うことから女性がモチーフになっていることが多いと言うこと、人型のように見えて人とは程遠い見た目、抽象的な表現の多さなど出土されている土偶からわかる要素は沢山ありますがなぜ縄文人がそのように施したのかはまだ謎に包まれています。
きたもっちゃん(仮)は北本市氷川神社周辺の遺跡生まれ
彼女は北本市内にある高尾氷川神社周辺の遺跡から出土されました。
現在は北本中学校の旧校舎の一室である郷土資料室に保管されています。
突撃!きたもっちゃん(仮)のお家へ!
こんな可愛いすぎるきたもっちゃん(仮)は現在、北本市役所の隣にある北本中学校の旧校舎に住んでいます!このようにきたもっちゃん(仮)は普段透明なベットで寝ています。昼間は学校のチャイムが鳴り響く場所にも関わらず寝顔はとても穏やかです。
さて、オープンです!
お昼寝の時間だったのにも関わらずとても暖かい表情で迎えてくれました!もうきたもっちゃん(仮)のオーラがすごいです。このオーラに触れた人は誰でもきたもっちゃん(仮)スマイルになります。
そんな癒し系、きたもっちゃん(仮)に触れることに成功しました!
憧れの人と握手ができるみたいな感覚です…! ドキドキ!!
近くで見てみると…
足がないことで、手のひらサイズに収まるきたもっちゃん(仮)。サイズ感を知るとますます可愛く見えますね!土偶ってもう少し大きいイメージがあったので意外と小さくて驚きました。また意外にも軽かったです!実は、土偶は中身が空洞のものが多く、きたもっちゃん(仮)も、空洞になっているといるそうです。中が空洞って不思議ですよね。手間がかかる制作方法なのに、縄文人は何体も土偶を作ってきています。謎が深い縄文です…。
きたもっちゃん(仮)の3Dデータ化詳しい記事はこちら!和樂webさんの記事です!
https://intojapanwaraku.com/culture/173738/
そして足が無いのも実は訳があるんだそうです!
それは、足が自然に壊れてしまったというわけではなく、故意に壊したということも考えられるそうなんです!足が無い他の理由としては、体の悪い部分を土偶に身代わりとなってもらい壊すという説、土偶を憎い人に見立てて不幸を祈るという説、昔殺されてしまった神様の体から作物が発生したことから土偶を女神に見立て壊し、豊作を願ったという説など様々な学説が出ているそうです。きたもっちゃん(仮)は、どんな理由で足が無いのでしょうか…。ますます謎が深まります!
よく見ると頭にたんこぶのようなものを発見しました!!意外ときたもっちゃん(仮)はおっちょこちょいなのでしょうか。それとも髪型なのか、リーゼントみたいな…。おでこが出ているものを意識しているとか…?
そして何といってもこの特徴的な耳!私、植野が一番推したいポイントです!一説によるとこの耳は耳飾りを表現しているのではないか、というお話を聞くことができました。現代で言うところのピアスですね。それにしても結構大きなピアスですよね…。最初私は耳の穴だと思っていましたが、どの考察が正解かわからないところが縄文の奥深さというかロマンと言いますか…。
でも正解が何であれ可愛いという事実は変わりませんね!
謎深き北本の縄文、これからどんどん追求していきたいと思います!
北本市×和樂webコラボ記事きたもっちゃん(仮)編、こちらにもきたっもちゃん(仮)について詳しく書かれています!もっと知りたい方はこちらも是非!
https://intojapanwaraku.com/culture/141228/
(和樂WEB 縄文と雑木林のまち、北本)
最後に
今後はこのきたもっちゃん(仮)をはじめ、縄文文化財に実際に触れ合えるような体験ツアーなど企画したいなと思っています!他の地域の人たちに知ってもらうのも大事ですが、こんな素晴らしい北本の魅力を地元の人が知らないなんて本当にもったいないと思います。読んでくださる皆さんと一緒に北本の縄文文化を盛り上げていきたいです!
以上が北本市にある可愛すぎる土偶、きたもっちゃん(仮)の紹介でした!
次回は北本で実際に行われた縄文イベントについてを予定しています!お楽しみに!
【北本市×日本写真芸術専門学校 連携プロジェクト】
2021年6月より、北本市と日本写真芸術専門学校の連携事業として、専門学校の学生が北本市に100日間滞在し、地域課題をフィールドワークを通して解決していくプロジェクトがスタートしました。実際に学生は北本団地に住み、北本の地域課題を発見し解決策を見つけ、様々なプロジェクトを企画・実施していきます。