北本団地ストーリー
「北本団地」は、総戸数2,000戸を超える巨大な団地です。団地中心地には商店街がありますが、少子高齢化に伴い、商店街もシャッター街となっています。北本団地活性化プロジェクトは、北本団地と商店街、さらには地域を元気にするべく、まちづくりチーム「暮らしの編集室」・UR 都市機構・(株)良品計画・(株)MUJIHOUSE・北本市の5者で連携が始まったプロジェクトです。2021年5月には、商店街にある住宅付き店舗を改装し、プロジェクトの活動拠点となるシェアハウス&シェアキッチン 『中庭』をオープンしました。オープンから現在に至るまでに、ジャズ喫茶の運営や50回以上の音楽ライブ、福祉団体等と連携したイベントなどを開催し、団地内外から人が集まり新たな賑わいを生み出しています。
北本団地活性化の取組みについてはこちら 北本市報特集記事
新たなコミュニティスペースがオープン
2023年6月24日(土)「北本団地」商店街にコミュニティ拠点『エンバイボックス』と『うえのへや写真館』がオープンしました。
『エンバイボックス(1階)』 Instagram
北本在住の陶芸家「セキグチタカヒト」さんが中心となりオープンしたシェア工房です。植物や美術工芸作品の販売、陶芸体験教室や植物を使ったワークショップが行えるコミュニティ施設です。6月24日のオープンには、ふるさと納税寄附者の方を中心に、たくさんの方が詰めかけました。皆さん多肉植物の寄せ植え体験などをそれぞれ楽しまれていました。
セキグチタカヒト 特殊焼成で造り上げる植木鉢(ふるさと納税返礼品)
『うえのへや写真館(2階)』 Instagram
エンバイボックスの2階には、写真スタジオである「うえのへや写真館」がオープン。写真家のナガシマアサコさんが中心となり、地域に根付いた写真スタジオとして、撮影イベントやワークショップを開催していきます。うえのへや写真館は、元々は北本市役所近くにあるシェアキッチンケルン2階にてお店を営んでいましたが、6月から北本団地にお引越しをしてリニューアルオープンとなりました。6月24日のオープンには、沢山の方がお祝いに駆け付けました。
コミュニティスペースのオープンあたっては、店舗改装に向けて「ふるさと納税型クラウドファンディング」に挑戦してきました。(ふるさと納税を活用したクラウドファンディングについてはこちら)セキグチさんナガシマさんの想いに共鳴した140名以上の寄付が集まり、今回のオープンへと至ったそうです。オープンにも寄附者の方が多く訪れ、店舗は開店をお祝いする和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。
スペースでは、植物や陶芸・写真に関連するワークショップを定期的に開催していきます。どなたでもご参加可能で、お子さんも楽しめるプログラムも検討されているそうです。また、商店街内のお隣には2022年にオープンした「まちの工作室 てと」もあり、今後のコラボレーションやイベントなども楽しみです。各スペースのオープン情報は、Instagramをご確認下さい。