2021年6月5日に「荒川わらの会」さんのイベント『田んぼの学校 田植え』が開催されました。

荒川わらの会は、北本の荒川に掛かる、高尾橋周辺で活動しているNPO法人。
不耕作地を借り上げ、田んぼのオーナー制を通して、景観の保全活動を約10年前から行っている、市民団体です。
(わらの会さんの活動についてはまた別の機会にご紹介しますね)

毎年田んぼを活用した食育プロジェクト『田んぼの学校』を開催されています。
今年の開催は6月5日。市内を中心に約20名ほどの参加者が集まりました。

朝10時に田んぼに集合して、田植えのスタートです。
わらの会のおじちゃんおばちゃんに、田植えのイロハを教えてもらいます。
足は裸足や足袋など様々ですが、普通の長靴では身動きが取れません。
裸足で入ると、田んぼの粘土質な土がなんとも言えない感触で、足にまとわりつきます。
その感触が、妙に生々しく癖になるんです。
田んぼには格子状に線が引いてあり、線がクロスする箇所に苗を植えていきます。
苗を1.2本手に取り、土に押し込む作業を繰り返します。

子どもたちは、泥んこ遊び専用の田んぼが用意されており、そこで気持ちのいいくらい泥だらけになっています。

田んぼの真ん中辺には、大きな桑の木があり、丁度田植えの日には、桑の実がたわわに実っていました。
「こうやって落としてねー!」
子どもたちは棒を振りながら、おばちゃんに昔ながらの収穫方法を教わります。
(後程ジャムにして皆で美味しく頂きました)

わらの会のフィールドでは、皆が集まれる煮炊き場があり、作業の後には皆で美味しいランチを囲むのが定番となっています。(わらの会では「野良めし」と呼ばれています)
この日は、田んぼで採れた古代米(黒米)おはぎと、桑の実ジャムで食べるヨーグルト。手摘みハーブティーの差し入れも。
わらの会のお母さんたちが、朝から準備して下さりました。
ソーシャルディスタンスを保ちながらも、皆で囲む食卓。
お腹はもちろん心まで満たされる時間となりました。

わらの会では、毎年「田んぼの学校」参加者を募集しています。
どなたでも、ご参加可能ですので、ぜひこちらのFacebookをチェックしてくださいね。