様々な人が活動する北本団地プロジェクト
「北本団地」は、総戸数2,000戸を超える巨大な団地です。団地中心地には商店街がありますが、少子高齢化に伴い、商店街もシャッター街となっています。北本団地活性化プロジェクトは、北本団地と商店街、さらには地域を元気にするべく、まちづくりチーム「暮らしの編集室」・UR 都市機構・(株)良品計画・(株)MUJIHOUSE・北本市の5者で連携が始まったプロジェクトです。2021年5月には、商店街にある住宅付き店舗を改装し、プロジェクトの活動拠点となるシェアハウス&シェアキッチン 『中庭』をオープンしました。オープンから現在に至るまでに、ジャズ喫茶の運営や50回以上の音楽ライブ、福祉団体等と連携したイベントなどを開催し、団地内外から人が集まり新たな賑わいを生み出しています。
北本団地活性化の取組みについてはこちら 北本市広報特集記事
北本団地で新たなプロジェクトがスタート
そんな北本団地に「まちのダンススタジオ」を創る、新たなコミュニティプロジェクトがスタートします。プロジェクトの仕掛け人は、北本市や鴻巣市でダンススクールを主宰しているYUKAさん。ダンススタジオを軸としたコミュニティスペースのオープンに向けて、2023年8月1日よりふるさと納税型クラウドファンディングプロジェクトに挑戦しています。
ふるさと納税型クラウドファンディングプロジェクト『北本団地から繋がるWA「まちのダンススタジオ」』
つながりの場をつくりたい
「元々ダンススタジオの場所は探していましたが、この北本団地と出会い活動している様々な人と話をする中で、ぐっとやりたいことが広がりました」こう話すのは、プロジェクトの発起人であるダンサーのYUKAさん。鴻巣・北本周辺でダンススクール『KILIG DANCE SCHOOL』を主宰し、現在120名もの会員さんが通っています。
北本団地商店街の空き店舗を舞台にYUKAさんが目指しているのは、ダンスを通してコミュニケーションや“人と人”の繋がりを育む『コミュニティダンススタジオ』です。「私自身も子育てで孤立感を感じている最中にダンススタジオを始め、たくさんのつながりの中で自分の居場所や、話ができる環境の大事さを身に染みて感じてきました」とYUKAさん。ダンスや体操というプログラムを通して、子どもたちだけでなく、団地内のお年寄りや子育て世代のお母さんたちにとって「つながりの場」を作るため『まちのダンススタジオ』プロジェクトに挑戦します。
ダンスの力を地域に
11歳からダンスを始め、JAZZ ・HIPHOP ・モダンバレエを学び、NY留学やヨーロッパ チェコでのDANCE CAMP(バトル)にも参加経験があるYUKAさん。長年ダンスに携わってきた中で、ダンスには様々な魅力が備わっていると言います。「ダンスの身体的メリットとして、表現力・柔軟性・リズム感が身につきます。また、年配の方にとっても、体を動かすことで健康寿命が延伸する効果が見込めます。心理的メリットは、目標に向かって頑張る力、協調性や継続力、度胸がつくことなどが挙げられます」
YUKAさんがダンスを教えるうえで、大切にしていることも教えてくれました。「私が一番大事だと感じているのは、ダンスを通した“つながり”や“コミュニティ”です。皆で体を動かし、目標や時間を一緒に共有するダンスは、コミュニケーションやつながりを自然と生み出します。世代間交流も生みますし、多様なメンバーが仲間になるんです。北本団地商店街に本格的なスタジオを作って、更に輝く子供たちや新たな“つながり”を北本団地で育んでいきます」北本団地商店街を舞台に、YUKAさんの『まちのダンススタジオ』づくりは始まったばかりです。
ふるさと納税を活用したクラウドファンディングプロジェクト『北本団地から繋がるWA「まちのダンススタジオ」』は2023年8月1日から2023年10月27日まで、皆さんの寄附を受け付けています。北本市内の方はもちろん、どなたでもご支援いただけるプロジェクトです。プロジェクトの詳細は、下記のリンクからぜひご覧ください。
北本市「ふるさと納税を活用したクラウドファンディング」についてはこちら(ふるさと納税を通したクラウドファンディングについては、リンク先ページの下部をご覧ください)