北本市では『北本暮らし体験プログラム』の参加者を募集しています。

プログラムでは、北本市にお試し移住をしてみたい人や、シェアスペースを活用してプチ創業をしてみたい人を募集し、体験プログラムにご参加いただく事で、北本でのお試し移住に係る宿泊費や、シェアスペースの利用料を補助する事業です。体験プログラムの種類は下記の5種類。

① 「市内シェアスペースでテレワークプラン」
② &greenmarketのお手伝い 「マーケットのある暮らし体験プラン」
③ 市内シェアスペースでお試し利用&ワンデイショップ 「北本でプチ創業プラン」
④ 農家や地域活動のお手伝い 「農ある暮らし体験プラン」
⑤ 北本の魅力発見ツアー参加やイベント・ワークショップ参加 「北本フィールドワークプラン」

『北本暮らし体験プログラム』の内容はこちらから

************

スタートは北本の田んぼから

今回は2023年3月11日に開催された『荒川エリアの農ある暮らしをめぐる旅&宿泊体験ツアー』の様子をレポートします。

2023年3月11日 汗ばむような陽気の中、13時に参加者の皆さんが集合しツアーはスタートしました。
集合場所となったのは『荒川わらの会』の活動場所となる田んぼです。

「NPO法人 荒川わらの会」は、北本市の西端、荒川のほとりでお米作りと里山の再生に取り組む市民活動団体です。季節ごとの共同作業を大切にし、食を中心とした昔ながらの農ある暮らしを今に伝えています。荒川周辺の休耕田を会が借り、会員それぞれが様々な栽培方法でお米を作っています。

NPO法人 荒川わらの会 Facebook

ツアーを案内して下さるのは、荒川わらの会で理事を務めている西村一孝さん。

西村さんは約6年前に北本市へ移り住み、約3年前に知り合いの紹介でわらの会に出会ってから、毎週木曜日の活動に参加しているそうです。西村さんの案内で、わらの会田んぼや周辺地域をめぐるお散歩ツアーがスタートしました。

お米の出来る工程を学びます

田んぼでお米ができる工程を西村さんは丁寧に説明して下さります。参加者も興味津々。特に、小学6年生の男の子が、農業に興味があるそうで、熱心に西村さんの話に耳を傾けていました。

「荒川わらの会」の田んぼの隣には荒川が流れており、江戸時代には舟運が盛んで船着き場がありました。荒川で一番大きな船着き場だったらしく、その荷揚げ道だった場所なども併せてツアーでめぐっていきます。

田んぼの案内が終ると、田んぼから徒歩10分ほどの場所にある七宝作家『近藤健一』さんのお宅へと歩いて向かいます。

七宝作家のアトリエ見学

近藤さんは荒川地域の風景やのんびりとした雰囲気を気に入り、約10年前から北本市に住む作家さんです。

Kenichi Kondo/Instagram

にこやかにツアー参加者を出迎えて下さった近藤さん。北本暮らしのお話しも伺いながら、美しい七宝作品はどのように作られているのか、お子さんとの暮らしのことなど。参加者の方の質問も交えながら、お話をお聞きしていきます。ご自宅に併設されているアトリエに加え、近藤さんと友人の皆さんがDIYを通して作ってきた一軒家のお宅もとても素敵でした。

&greenな暮らしを体験する

近藤家を後にしわらの会田んぼまで戻ると、竈で沸かした麦茶を頂き一服。子供たちは井戸の水で遊び、風が心地よく吹き抜けます。のんびりとした時間が流れそれぞれ小休憩。会のおじちゃんから、菜の花のおすそ分けも頂きました。最後に参加者の方からツアーの感想を一言ずつ頂き、ツアーは解散となりました。

記事は後編へと続きます

****************

『北本暮らし体験プログラム』の内容はこちらから